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TVタックル「ロリコン&暴力 アニメに規制は必要か?」を見て

昨日、そろそろ寝ようかなあなんて思っていたら、TVタックルをやっているのが目についた。そういえば深夜の時間帯に移動したんだよなあと思いながらそれほど興味も無いのでチャンネルを変えようと思ったら、「ロリコン&暴力 アニメに規制は必要か?」について討論するという。

僕はアニメにも漫画にもあまり造詣が深くないのでいわゆるオタクかどうかは分からないが、少なくともオタク文化がそれほど悪いものだと思っていない。というか、その文化の中から面白い作品に出会った経験があるので、すげえ良いもんじゃんくらいに思っている。

で、一時間全部見たわけだけど、すごく面白かった。あの番組は見ていて笑えるので、テレビでの討論としてはレベルが高いと思う。あれを公式の場でやられたらおいおいと頭を抱えるところだけどね。来週のテーマは知らないけれど、また見ようかなあ。

ネットでも色々と波紋を呼んでいたようで。Twitterでウォッチしている限りでは、TVタックルを見て色々と意見を述べている人がいたし、RTも活発だった。Yahooリアルタイム検索もその後で確認したんだけど、上位はほとんどTVタックル関連のツイートで占められていた(結構ネタ投稿が多かったので安心した)。


さて、TVタックルを見て思うことを少し。
オタクは誰に怒るべきなのか? TVタックルという番組自体に怒っている人が多いけど、一応規制派と反対派に分かれて討論していたわけで、番組自体に怒るのはお門違いなのかなあって。まあ、視聴率が上がって悪いことはないんだろうけど。

ただ、TVタックルが悪いというのも分かるところがあって。討論以外のVTRの部分はオタクへの負のイメージが溢れだしている感じだった。冒頭のアニメ紹介で全部見たことのあるアニメは「まどマギ」だけだったけど、あれは暴力シーンが多いから人気だということになっていた。あれは美少女キャラものでありながら何か哲学的な要素が入っているから流行ったと思うんだけど、違うのかな。

確かにほむらが自分の頭を撃ち抜くシーンでどきりとしたので、あれが無くなったらつまらなくはなるんだろうけど、必須要素であったとは思わない。


そういえば、「ロリコン&暴力 アニメに規制は必要か?」というタイトルだったはずなんだけど、暴力についての発言がほとんどなかった。ロリコン(美少女)趣味に対することばっかりだったので、そこはがっかりだった。

まあ、それは置いておくとして。それじゃあロリコンに関することで話を進めてみよう。
見ていると、漫画における「エロ」を規制したいのか「ロリ要素」を規制したいのかよく分からなかった。

江川達也さんの発言を聞いていると、ロリコン的なものを質の良い漫画によって排除したいという感じだった。僕はロリコン的なものがなくなったら面白くなくなると思う。面白くなくなると思う人たちが、児ポ法に反対する人なのだろう。なんだかイケナイことをしているような気になるけれど、それが快楽装置として機能している以上、それは有用なものだから。

対して、それを規制しようとする人はロリコン的なものに嫌悪感を抱いている人々だろう。これは趣味嗜好の問題なので、説得することは難しいんじゃないだろうか。好きな人達は、感情論じゃなくて論理的に美少女漫画・アニメが犯罪の助長にならないということを語らなければならない。これは、とても難しいと思う。


規制派の出口保行さんが言っていたことはとてもシンプルで分かりやすい。美少女アニメをくり返し見ることによって、それが動機づけにつながるというのは筋の通った意見だろう。

それに対するネットの反論に「私はそういうものを見ても犯罪に走ろうと思ったことがない」というものが結構多いように思うのだが、これは違う。大多数は犯罪に走らないかもしれないが、やはりその中には犯罪をする人がいる、という論理なのだ。これだって妥当性があるかどうかは怪しいけれど、反証することは難しいし、少なくとも「私は~」の論理では反証したことにはならない。

それで、まあ美少女アニメが幼児に対する抑止材料になるということを数値的に証明することができたなら、もしかしたら児ポ法による規制を止めることができるかもしれない。感情論ではなくて、論理を組み立てることが大事なのだ。


このことについては、自分の中でもう少し意見を固めたいなあと思う。
ここまでの文章を読み返してみて、ううんと自分で首を捻る部分がある。

僕の基本的なスタンスとして、エログロは悪いものではないという認識がある。確かにそれを見て犯罪に走る人がいるかもしれないけれど、大多数はそれに刺激を受けて快楽を得て、また何かを創り出そうとするだろうから。
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