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鋭利じゃない刃物、とは何か

殺人事件では鋭利な刃物がよく使われる。刺殺のニュースが流れる度にセットで、僕らは「鋭利な刃物」という言葉を聞く。何気なく聞き流す言葉だけれど、僕の周りでは、この「鋭利な刃物」に関する論争が幾度となく行われてきた。

最初の論争は小学生のときではなかっただろうか。勉強もできて工作が得意で後にギターもこなすようになるめちゃくちゃ憧れの存在である僕の友達がいるのですが、その友人が突然聞いてきました。「鋭利じゃない刃物って、あるんかな?」と。

それまで、僕はそんなこと考えたこともありませんでした。「鋭利な刃物」という言葉を聞いて、ナイフの類を思い浮かべるのみでしたから、その対義的存在である「鋭利じゃない刃物」なんてものの存在に思いを馳せてみたことなんてなかったのです。

彼が言うには、そもそも「鋭利な刃物」というのがよく分からないということでした。鋭利な刃物と言われて、ナイフ以外のものは何があるのか。そもそも、刃物の定義は何か。鋭利であるから刃物なのではないか。鋭利でない刃物で人を刺せるのか。刺せないならば、鋭利な刃物なんていう必要はないじゃないか。等々。

その後、僕はニュースで「鋭利な刃物」というフレーズを聴く度、いつもこのことが気になってしまいます。近くに人がいれば、必ず「鋭利じゃない刃物ってあるのかな?」と聞いてしまいます。半ば病気じみてきました。

こんな風に長期間考えているのですが、なかなか納得できる解答に出会っていません。ノコギリは鋭利じゃない刃物になるのではないかということでしたが、ニュースでわざわざ「鋭利な刃物」という意味の説明ができません。ノコギリじゃ刺殺できないでしょう?


僕のこの長年の謎に解答を示してくれる方、いらっしゃいましたら是非よろしくお願いいたします。
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