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「結納」って具体的には何をするんだろう?

婚約から結婚式までの期間に行う儀式、「結納」。



時折耳にはしますが、実際どんなことをするのか、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。


結納とは、婚約した証拠として、男性側と女性側の両家から金銭や品物を取り交わすことです。


結婚式だけでなく、できればこの結納の日取りにも気をつけたほうが良さそうです。(例えば大安など)。当事者だけでなく両家の家族が関係する日ですから、タイミングには要注意。


細かな形式は地域によって異なると言われています。
仲人を立てて結納を交わすところもあれば、家族だけで行うところもあります。

ただ共通しているのは、結納品を取り交わすというところ。
一般的には百貨店などでセットになっているものを用います。
これにも細かな規則があり、例えば品目は奇数で揃えなくてはなりません
地域差はありますが、九品目あるいは七品目というケースが多いようです。

それらの結納品は、結婚式まで床の間で飾っておくのがしきたりです。


さらに男性は女性に「結納金」を渡さなくてはなりません。
これは月収の2,3ヶ月分が妥当です。結構な額ですよね……。
女性側からはお金ではなく物品を渡します。
これは結納金の一割程度が一般的です。


またこれが少々面倒なのですが、当日は緑茶以外のものを準備しなくてはなりません
例えば、桜湯や昆布茶など。
緑茶は「茶を濁す」という意味になってしまい、祝い事には向かないそうです。

そして大事なのが目録と受書
目録とは結納品の品目と数を書いたもので、受書は「その目録通り品物を貰いました」ということで送り主に渡すもののことを言います。
市販されているものをそのままつかっても問題ないでしょう。
ちなみに楷書で、そして濃い墨で書くのがマナーです。



結納金や受け取った品物は、もしも婚約解消ということになったら返還することとなります。(一方的に別れを切り出された、既に同棲を始めていたなどの場合は例外もある)

どんなに好きで信頼できる相手だったとしても、結婚まではなるべく大切に取っておくようにしましょう。

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