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お湯は冷ましてから冷やせ!! 冷ますと冷やすの違いについて

みなさんこんにちは、あとーすです!

今日も授業で面白い話を聞いてきたので、それを自分なりに解釈して皆様にお届けしたいと思います。



今回は、類義語について。類義語について。例えば「暇」と「退屈」、「恋」と「愛」、「美しい」と「綺麗」などがそれぞれ類義語ということになるでしょう。ちなみに、Weblio大辞典によると、「類義語」という言葉の類義語は「同義語」になるのだそう。しかし、「同義語」の同義語が「類義語」ということはなくて……うーん、なんかややこしくなってきた。



さて、本記事で取り上げたいのは「冷やす」と「冷ます」という二つの言葉について。どちらも「何かの温度を下げる動詞」という点で共通しており、類義語ということが言えます。でも、全く意味が同じというわけではありません。私たちは、無意識のうちにこの二つを使い分けていますよね? その使い分け方の基準を探っていきたいと思います。


冷やすと冷ますの違いを探るために、まずはこの二つを使う言葉をリストアップしてみました。「冷やす」「冷ます」「どちらも使える」の三つに分類してみました。以下は、僕の行った分類です。思いついたままに書いてみたので、おかしなところもあるかもしれませんが、参考までに。

「冷やす」
・スイカ
・そうめん
・氷
・アイス
・リンゴ
・水
・ぬるま湯
・部屋
・空気

「冷ます」
・お湯(?)
・熱

「どちらも使える」
・身体
・パソコン
・焼きリンゴ
・牛乳
・2人の関係

ざっとこんな感じになりました。今読み返してみると、「冷ます」に分類しているものが少ないですね。個人的には、「冷ます」という単語の方が特殊な使い方をするような気がしていました。本当かどうかはわかりませんが。

さて、分類してみたはいいのですが、果たしてここに使い分けのルールなんてものがあるのでしょうか? みなさんも少し考えてみてください。「冷やす」はどのようなときに使い、「冷ます」はどのようなときに使うのか。

ちなみに、僕は以下のように考えました。

冷やす……元の温度に関係なっく、冷たいと感じるまで温度を下げる。
冷ます……元々熱いものを、熱くなくなるまで温度を下げる。


ここで、少し個別の例を見て行こうと思います。「冷やす」と「冷ます」は、どのような場面で使うのか。僕は「お湯」を「冷ます」でしか使わない言葉だとしましたが、果たして本当にそうでしょうか?

「お湯を冷ます」と「お湯を冷やす」。なるほど、確かに後者は不自然に聞こえるような気がします。しかし、例えばお湯の温度を急速に下げる必要があったとして、まだボコボコいってるようなお湯を冷蔵庫に入れるとします(とんでもない! と言われるかもしれませんが)。

この場合は、「冷蔵庫に入れて、お湯を冷やす」と言えるのではないでしょうか? 基本的に、お湯は「冷ましてから冷やす」という操作をすると思います。この辺に、「冷ます」と「冷やす」の違いが如実に出ているような気がするのですが、冷蔵庫に入れてお湯を冷やすということができるなら、なんだかややこしくなりそうな気がします。



授業で答えらしきものを聞いたので、それを書いていこうと思います。「冷やす」は終点が大事な言葉で、「冷ます」は始点が大事な言葉なのだそうです。「冷やす」は最初の温度に関わらず、冷たいと感じる点まで温度を下げます。「お湯を冷やす」と言う時には、お湯を冷たい水にまでするでしょう。氷を冷やす、というように元々冷たいものをさらに冷たくする場合もあります。



恋は冷めるけど冷えないなんだか、なるほどなあと思ってしまいました。そうすると、これは比喩的な意味の使い方にも影響を及ぼしているのでしょうか? 例えば、「百年の恋もさめる」というような言葉。「百年の恋も冷える」とは言いませんよね。

「冷ます」というのは始点が大事な言葉でした。つまり、あまり終点を想定しておらず、マイナスにはならないのです。恋という概念において、マイナスという概念はないのかもしれませんね。

ところで、「興奮」もさめるものですね。この場合も「冷める」と書くのでしょうが、恋でも興奮でも、「冷める」は「醒める」と通じているところがあるような感じがします。興奮も恋も、何かぼーっとした状況が続く。そこから「醒める」ということとダブルミーニングなのかなあと思いました。




さてさて、いかがだったでしょうか? 類義語というのは、使い方の区別が難しいものです。
また何か類義語について考えることがありましたら、ここに書かせていただきたいと思います!
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