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「草間彌生 永遠の永遠の永遠展」に行ってきた@熊本市現代美術館

みなさんこんにちは、あとーすです!
先日、熊本市現代美術館で開催されている「草間彌生 永遠の永遠の永遠展」に行ってきました! 日本現代美術を代表する彼女の作品が如何なるものだったのか……簡単ではありますが、レポートしていこうと思います。


草間彌生全版画1979‐2013
写真は、彼女の作品集



草間彌生といえば、幼少時代の幻覚体験をきっかけとして、水玉や編み目などをモチーフとして「無限」や「増殖」をテーマとして創作活動を行ってきた人物です。そんな彼女が今回熊本に持ち込んだ作品は2004年から2007年にかかえて制作された連作「愛はとこしえ」。それから、2009年から始まった「わが永遠の魂」シリーズです。

どちらも、「無限」や「増殖」といったこれまでの草間彌生のイメージとは違っているような印象を僕は持ちました。一際目立って描かれていたのが「人の顔」や「眼」、「植物」でした。

僕は彼女のこれら一連の作品に、生と死の匂いを感じました。草間彌生自身が、生と死の狭間で生きてきた、その匂いが染みついているように感じられるのです。この作品を見て、技巧的だとは誰も思わないでしょう。それでも人を惹きつけるということは、何かしらのパワーがあるのでしょう。


さて、今回僕がすごいと思ったのは、「魂の灯」という作品でした。
作品とは言っても、それは一つの空間です。空間が作品として成り立っているのです。全面鏡張りの空間の中に、たくさんの灯が吊してあり、比喩でもなんでもなく、この世のものとは思えないくらいに美しい世界でした。あの世とこの世を行き交う魂が本当にあるならば、もしかしたらあんな光景なのかもしれませんね……。


その他に、部屋全体に彼女のトレードマークである赤い水玉が描かれている部屋もありました。どちらの作品も、順路通りに行ったら出会えるので、お時間がある方は是非いかれみてください。2014年6月15日まで、開催されています。
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