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Twitterと他のSNSとの違い 津田大介『Twitter社会論 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』を読んだ。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)


 昨日の読書によって、津田さんの考え方がいいなあと思いまして。所属する大学の図書館に一冊だけ著書が入っていたので、早速読んでみました。それがこの『Twitter社会論』です。
 この本が書かれたのは2009年のことですが、個人的にはTwitterがSNSの王様だと思っているので、ここに書かれていることは有用なことが多いように思いました。例えば下のような言説。
 例えば、何か話題となる新商品が発売されたときに、一刻も早くユーザーによる率直な感想や使い勝手などのレビューを探したい場合、もはやグーグルよりもツイッター検索の方が効率よく探せる。グーグルはSEO的に上位になりやし通販サイトなどが先に表示されやすく、クリックしても目当てのレビューが見つからないことが多い。一方、ツイッター検索はリアルタイム性が高いため、実際に触ったばかりの感想が書かれることが多く、ユーザーの反応を見つけやすい。リアルタイム性に紐付いたユーザーのダイレクトな反応を一覧で見られることは、マーケティング的にも価値の高いものだろう。(pp.32-33)


 このような考え方は、薄々とみんなが気付いていながらも、多くの人が活用していないTwitterの機能なのではないでしょうか? 僕も、検索をかけるときはまずはGoogleを使います。しかし、ある人の評価や著作を見る場合には、Twitterで検索をかけた方が、その人に関する純粋でリアルに近い意見を見ることができます。

 ただ、TwitterがGoogleの存在を脅かすのかと聞かれれば、そんなことはないでしょう。津田さんも指摘しているように、Twitterに流れてくる情報にはデマが多いですから。その点、Googleの情報は、ある程度認知された情報が上の方にくるので、その記事が正しいかどうかを判断しやすい。上位にくるのはWikipediaが多いわけですが、これも脚注がついているので、僕らはその記事が本当に正しいのかどうかを検証することができる。まだまだ、検索エンジンは死ぬことはないでしょう。


 さて、僕らはどのようにTwitterと付き合っていくべきなのでしょうか。友人との交流のためだけにTwitterを使うというのも良いでしょう。しかし、やはりTwtterの真価を発揮するためには
常に自分の考えを発信していき、それに対する反応をもらうという必要があると思うのです。また、反応をもらうためには、こちらも積極的に反応していかなければならない。チャットと同じような感覚で、リアルに反応することができるのがTwitterのいいところです。また、他のSNSと同様に、以前の発言に反応しても構わない。チャットと違って、ログが残るというのも特徴でしょう。

 個人的な話になりますが、僕は現在、気になるユーザーをどんどんフォローしている最中です。Twitterを有効に活用している人の発言は面白い。津田さんもフォローしていますが、リツイートも含めて、色々考えさせられることがある。

 また、自分のフォロワーを増やすという目的もあります。僕は、だれかに僕の意見を聞いてほしいし、他の人の意見を聞きたい。そのために、常に意見を発信する存在でありたいし、届ける相手がほしい。そういう信念のもと、僕は気になった人々をフォローし続けているのです。

 Twitterの使い方について、あなたももう一度考えてみませんか?


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