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カフカの『城』を読んだけれど、現段階では僕にはよくわからず。

城 (新潮文庫)


みなさんこんにちは、あとーすです!
今回は、フランツ・カフカ作の『城』を読みました。

そういえば、ドイツ語圏の文学作品はほとんどはじめて読むかもしれません。ゲーテの詩集を少しだけ読んだことはあるのですが、暇つぶし程度に読んだだけなので、内容もあまり覚えておりません。

日本文学をやっていると、あまりドイツというキーワードに出会わないような気がします。しかし、漱石はニーチェに多大な影響を受けたという話も聞きます。うーむ、僕もこれを機にドイツ文学をやってみるかなあ…。


さて、僕がどうして代表作での『変身』ではなくてこの『城』から読み始めたのかというと、先輩方やその他有志でやっている読書会の課題図書であったためです。

課題図書じゃなかったら、恐らく最初の数ページで挫折していたことでしょう。そもそも僕は翻訳ものが苦手ですし、内容もなんのことやらよくわからないし…その思いは、600ページの大長編を読了した今でも続いています。

一言で言うならば、僕には『城』はわかりませんでした。何を一体どうしたいのかが
、さっぱりわからなかったのです。この手の小説は、別に娯楽小説ではないのですから、面白い必要はありません。しかし、何か言いたいことだとか、何か信念を感じなければ、その作品に僕は価値を見出すことはできないのです。

もちろん、他の人にとっては価値のある作品なのかもしれません。しかし、少なくとも現段階では僕にとってあまり価値のある作品だと言うことはできません。

しかし、僕はこれが悔しい。というのも、わからないのは僕に原因があるかもしれないとも思うからです(同じことを、読書会のメンバーの一人も言っていました)。
となると、僕はこの作品に隠れている何かを見つけだして、何かを了解し、この作品を征服してやらなければなるまいと思うのです。

「職業」ということがキーワードになっているようですが、僕にはそのこともよくわかりません。確かに、主人公は「測量士」という職業でしか表されていないようにも思われます。しかし、そこまで洗練されていて抽象化されているわけではない、かといって具体的であるわけでもないので、そのことが余計にわかりづらいのだと思います。


どれだけ言葉を並べ立てても、やはりわからないものはわからないと言うしかないようです。関連する書籍を読んで、何かわかったことがあれば、また続きを記したいと思います。

城 (新潮文庫)
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