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日本のゴッホ「山下清展」最終日に行ってみた@熊本県立美術館

皆さん、こんにちは。
芸術の秋……は過ぎてしまって、もうすっかり冬ですが、今回は芸術についてお送りしたいと思います。

私の住んでいる熊本県で山下清展があるということは知っていました。いつか行こうと思っていたのですが、なんと今日が最終日なのだとつい先日知りました。

というわけで、今日は時間をつくって行ってみました、山下清展。
最終日ということもあって、たくさんの人がいました。普通に見て回れるだろうと思っていたのに、まず入場までに三十分かかってしまいました。

入場してからもずっと列ができていて、なかなか進まず……ゆったりとした気持ちで見ることはできませんでした。いやあ、山下清は未だに人気のある画家なんですねえ。

山下清といえば「裸の大将」で有名ですが、実際の彼は、映画やドラマのように、放浪先で絵を描くというようなことはしなかったようで。
彼はそのずば抜けた記憶力で以て、放浪から帰ってきてから、記憶を頼りに創作活動に勤しんでいたようです。


山下清といえば、その切り絵が代表とされています。
しかし、私は今回、山下清はペン画にも素晴らしいものがあるなあと感じました。

彼は、他の画家が決して使わないマジックペンを使いました。濃淡や強弱がつけづらいので、創作活動には向いていないのです。
しかし、彼は点描という手法を用いて、独特のペン画を描きました。

若い頃には確かに粗さも見えます。特に建築物。山下清の描く建物というのは、いささかアンバランスかなという感じがするのです。
しかし、彼の描く植物は実に素晴らしい。特に木は、その表面や葉っぱの質感がペンだけで表現されているのです。

しかも、後年になればなるほど、彼は建築物も上手に描いていくようになります。
今回の展示では山下清の東海道五十三次も展示してありましたが、これには本当に驚かざるを得ませんでした!


今日一日で、僕はすっかり山下清のファンになってしまいました。
皆さんのお住まいの地域に山下清の作品が来たとき、是非観にいってみてはいかがでしょうか?




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