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2014年度センター試験 国語の評論・小説を解いてみたけど、難易度についてはノーコメント

こんにちは、あとーすです!

センター試験のネタツイートも最近では落ち着いてめっきり見ることがなくなりました。
皆さんぼちぼち飽きた頃かとは思いますが、折角解いたので、感想を書いていこうと思います。

まずは評論。結果は44点でした。
斉藤希史『漢文脈と近代日本』からの出題です。

後半で漢文させるのに前半で漢文のことを論ずるんですね……。評論と漢文は「硬さ」という点で似たような性格を持っているように思われますから、この辺が手を組んできたということができるでしょうか?

漢字一問とまとめの問題以外は正解することができました。
漢字で間違えてしまったのが「グンコウ」という言葉の「コウ」の漢字。正解を見てみれば「軍功」なのでよく考えたらわかるのですが、あまり耳にしない言葉なので、間違えてしまいました……。センター試験を解く上では、文章特有の言い回しに注意しなければならないのだなあと思った次第です。

最後のまとめの問題以外は悩みながらも正解しているので、なんとも言えませんね。
間違った問題だと間違った理由を考えることができるのですが、正解すると国語は「お、おう」となってしまいますから。

最後のまとめの問題を間違えたのが悔しい。
僕はこの文章の構造を「起承転結」であるとする選択肢にマルをつけたのですが、どうやらそういう構造にはなっていなかったようです。
やや不満はありますが、解答にそう書いてありますし、確かに「結」の部分はないようなと思うので、まあ仕方ないですね。


さて、次に小説。これはグッと点数が下がって30点でした。
ツイッターでかなりネタにされていましたね。岡本かの子「快走」の全文が課題文となっていました。

岡本かの子は、大阪万博の会場に作られた「太陽の塔」の製作者である岡本太郎の母親です。
彼女の作品は読んだことあるなあと思って解いていたのですが、宮本百合子と勘違いしていました……。
というわけで、彼女の作品を読むのはこれが初めてということになります。

小説の出題パターンは本当にわかりませんね。漱石など第一級の作家が出てくるかと思えば、『楽隊のうさぎ』を書いた中沢けいさんが出てきたりするなど、本当に予測がつきません。
今回の岡本かの子はややマイナーよりですが、大作家と読んで差し支えないでしょう。岡本太郎の母親であることも加味すれば、日本文化を語る上で重要な人物と言えます。

いやあ、しかしこの「快走」は予想に違わず、なかなか常人では考えられないような純文学めいた雰囲気を漂わせた仕上がりとなっていますね。
少しくらい狂っている方が小説は面白みが増すと思うんですけどねえ……あ、だからツイッター上でみんな面白がっているのか。

しかし、面白いと解くのにも難儀しますね。三問も間違えてしまいました。

語句の問題については特に難しくはなかったのではないでしょうか。
「刻刻に」「腰を折られて」「われ知らず」の3問でしたが、「われ知らず」以外は普通に使う漢字ですね。まあ、これも字面から判断できる範囲内でしょう。

問2は「使命感に酔っている」と書かれている選択肢を選んでしまってはずれ。
問3は紛らわしかった! なんかあんまり変わらないような気がするんですけどねえ。ただ、「別の世界」というのが大事らしいですよ(激怒)

あとは問6を間違えたのですが、「まあ」という言葉の区別が難しい。正解は「直喩と色彩表現が含まれている」というものだったのですが、ちょっと何言ってるかわからないですね(´・ω・`)
指定箇所が二箇所あって、そのうちの一箇所にしか色彩表現も直喩しかないやん(これで伝わるかな)! という感じでした。

何人かと一緒に解いたのですが、小説満点が結構いました。す、すげえ……。
どちらかというと、評論の方が難しかったんですかね? 最近は新書を読むことが多いので、そちらに頭が寄ってしまっているのかもしれません。

まあ、来年も解いてみようかなあと思いました。余裕があれば、他の教科も解いてみたいですね。
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